DIGRESS take02

ライブ配信の形式で開催された「SPEED SPECTER CASE:DIGRESS」は、クリエイションさえ良ければそれで良し。となる結果を求めている訳では無く、画面越しであるからこそ可能な画角や発信が重要なイベントだった。当然ながらブッツケ本番と言っても過言では無いやり方は(テスト配信すら行わないまま本番に臨んでいた)それがSPEED SPECTERらしさだと受け取るのが正解なのだろうが、クリエイションの内容は兎も角イベント事としては多くの課題を残す結果となった。

しかし、現状はSPEED SPECTERの主戦場となるアメリカでのイベントが開催不可能な状態にあり、国内に於いても「何処かへ行き何かを創る」と言うコンセプトでクリエイションを行うだけのSPEED SPECTERには、所謂セールスに繋がり易いアクションが皆無に近く、リスクだけを開催店舗に背負わせる可能性の高い現状では、脇道で多くの課題を解決する必要性があるとの選択から「CASE:DIGRESS take02」が行われる。

ライブ配信の特性上、1時間の枠を続けて2回の計2時間がクリエイションに於ける制約となってくるが、前回の配信を見る限りではクリエイションのスピードに問題は無さそうだ。と、言いたいところだがインプロビゼーションでのクリエイションは、スタートする其の時其の場でなければ何が創り出されるかも判らないので、2時間の配信が延長となる可能性も考えられる。しかし、それがライブクリエイションだしSPEED SPECTERである事を御理解して楽しんで頂きたい。

 

SPEED SPECTER CASE: DIGRESS take02

2020 10.31 21:00~ LIVE STREAMING on HEAT INSTAGRAM

HEAT Instagram:https://www.instagram.com/heat_info

本イベントはインスタグラムのライブ配信を利用して行われます。

ご視聴希望の方はインスタグラムのHEATアカウントをフォローして頂き配信をお楽しみ下さい。

尚、ライブストリーミングの機能上、配信のタイムラグや中断が起こる事をご了承下さい。

 

「何処かへ行き、何かを創る」 そのシンプルなコンセプトを軸に、クリエイター高蝶智樹が行うライブクリエイションツアー。
Loud Style Design、VANITAS、ANOTHER HEAVENといった自身が携わるブランドのスタイルや技術を用いるだけでなく、インプロヴィゼーションによってクリエイションを行うライブでは、日頃の創作活動では用いられる事の少ない技術や加工法が繰り出される事も多く、単なるライブクリエイションとは一線を画すものとなっている。
2008年のスタートから10年以上を経過し、コンヴェンションやエキシヴィジョンでの展開、対戦形式で行われるクリエイションバトル等、ツアーのコンテンツに多様化を齎しながらも、「何処かへ行き、何かを創る」というシンプルなコンセプトは変わる事無く旅は続いている。