WELL-BEING ACT: 012 CREATIVE × MOTION

生活の質を高める事は誰にとっても重要な事ですよね。何かしらの鍛練や修行僧みたいに、余程の目的とか使命感が無ければ自ら生活の質を下げようとはしないものです。私たちが暮らす日本国内に於いての生活の価値観。「QOL=クオリティオブライフ」等と言われるものの変容は時代と共に進み、第二次世界大戦直後からで見ても、先ずは最低限の衣食住。食一つとっても甘味が尊ばれる部分や、食べれる事への有り難みが大きかった時代(だからか田舎のバーちゃんとかって、やたらと大福とか食わせてきますよね)から、仕事を求めて都市部へと移住し住環境や移動手段としての車。市場に物が増え出せば快適な暮らしと娯楽の為に様々なハードや消費し衣服を吟味する時代へ。

車や各種のハードが揃えば娯楽のパターンを増やすソフトを多く求め、衣服は加速度的に消費される様になりました。そうして物資的な欲求がある一定まで満たされるとQOLは自己の肉体・健康へと向かいだし、その為にコストを掛けて日常を充実させる傾向が増していきます。そして、肉体が如何に健康であっても精神が満たされない限り、日常生活の質が上がらない事に焦点が当たり始めます。要するに消費と需要は、ベースとなる衣食住からハードになりソフトへと移ってきた訳です。

第二次世界大戦直後は生きる為だった食事は得られるのも選べるのも当然になり、住居や移動手段の利便性は増し、選ぶ事が出来ない程の種類が用意された衣類はコスト削減から選ばない方向へシフトしだし、空間を占拠する多くのハードは手持ちのガジェットに収まり、娯楽を得るソフトは電脳空間に。残る課題は肉体と精神となった事を、街中にあるフィットネスジムやマッサージ店、ネット上に溢れたメンタルケアにスピリチュアル、其れ等を目にしながらWELL-BEINGを求めているのを感じない日が無いぐらいの日本。ファッションやシルバーアクセサリー好きな皆さんは、何でWELL-BEINGな日常を過ごしQOLを上げていきましょうか?

先述した消費と需要の移り変わりをファッションやシルバーアクセサリーに置き換えてみましょうか。ファッションだけならメンズでも、ファッションウェルネスとでも言うべき楽しみの質を高める考え方は定着していますね。しかし、シルバーアクセサリーではどうでしょうか?好きな系統やブランドをハードウェア、そのアイテムをソフトウェアと捉えてみると、ソフトを買い集める事だけに留まっている感がまだまだ否めない残念な状態。

ファッションやシルバーアクセサリーに於ける楽しみの質を高めるのは何か?それは如何に着こなし何をして、如何に着回して日々を過ごし、如何に着飾って何処へ行くか。つまりスタイリングとコーディネートがWELL-BEINGに繋がりQOLを上げるのに重要。身に着ける人が満足し、そして着けられる物が満足するコンディションを探求するプロジェクト「WELL-BEING」。今回は、、、、ちょっと季節がズレてしまいましたがビッグシルエットのTシャツとシルバーアクセサリーについてお送り致します。

ACT:0012 CREATIVE × MOTION

身体を鍛えたりメンタルを整えるのも重要ですけど、当然ながら好きなもので自分を満たして楽しみたいのは誰でも同じでしょう。でも、好きな物買って使って「ハイおしまい」じゃあ、何だか物の本質を味わってない気がしてしまうんですよね。好きだから手に入れるのは良いんですけど、それだと手に入れる事に満足感の比重が大きくなっていて、使いこなす着けこなす事の満足感や楽しみを堪能出来ていないから勿体無い気がしませんか?

そんな事を考え出すと、先ずは購入する際の選び方からって事になってくるもんです。それが特に自分が慣れ親しんでいないアイテムとかブランドになると、何が自分のスタイルだとか既に持っているアイテムと合うのか?選考の基準を決めるのが難しくなってきます。俗にビッグシルエットと言われるパターンのアイテムは、ここ数年で種類が豊富になった事もあってか慣れていない人もまだまだ多いのでは無いでしょうか?通常のTシャツとは違うシルエットの良さとシルバーアクセサリーとの相性をサイズ毎に比較して見ていきましょう。

一般的なシルエットのTシャツとビッグシルエットのTシャツでは肩幅や身幅が大きく異なります。ブランドによっては袖の長さや着丈の長さも大きくなっている事がありますが、今回の比較で使用する「CREATIVE × MOTION」の場合は肩幅と身幅に加えて首周りのリブをカットオフしたパターンとなっていて、首から鎖骨にかけてのラインが強調されます。

と、なると気になるのはネックチェーンやペンダントとの相性になって来るかと思いますが、Tシャツのサイズによってブレスレットやリングとの関係性も変化していきますので、絶賛新作リリース中のVANITASのアイテムとの組み合わせでサイズ毎の違いをご覧になって頂きましょう。

CMT-002 SIZE:S

パッと見でお判り頂けるかと思いますが、身幅や肩幅の広いパターンだけにSサイズでも肩のラインが少し落ちた状態。一般的なTシャツをジャストな着こなしであればこのルーズさは出ませんね。着る人のボディサイズにもよりますが、Sサイズは少しルーズなパターンの着こなしを試してみるのには最適。首周りのラインも強調し過ぎず少し広めに肌を見せ、ペンダントやネックチェーンとの相性は45cm~50cmでの着けこなしが収まり良くなります。

手首周りのアイテムとのバランスは一般的なTシャツと比べても余り変化は無いです。袖から手首までの肌が見える距離は、肩のラインが落ちている分が少しだけ袖が長くなる程度ですね。裾の見え方も一般的な範囲に収まる位置になりますので、少しオーバーサイズのTシャツを合わせてのコーディネートと大きく違いは無く。サイズはワンサイズ大きいけど気に入ったグラフィックがプリントされた古着のTシャツを着こなしてきた人達にとっては、シルバーアクセサリーとの相性を鑑みても着こなしやすい範囲内では無いでしょうか?

 

CMT-002 SIZE:M

完全に肩周りのラインが落ちているのが一目瞭然ですね。ビッグシルエットを楽しむという意味では男性の場合Mサイズからが本領発揮でしょう。首周りの開き具合も大きくなり、首や鎖骨のラインに対してネックチェーンがルーズに映えてきます。チェーンのボリュームにもよりますが、肌の露出が増すだけネックチェーンが輝きを拡散させます。単純に白地にシルバーを置くのと黒地にシルバーを置くのでは光の反射が変化するのと同じ原理なんですが、こうした変化は首周りのアイテムを選ぶ際に頭に留めておいて欲しいところ。

 

袖の終わりが肘ぐらいまで伸びて五分丈ぐらいの長さになっていますけど、こうなると手首周りにもデザイン的にルーズさを活かしたリングやブレスレットを選んだ相性の良さが発揮されるんでは無いでしょうか。勿論、パンツや他のアイテムとのバランスで選ぶアイテムは変化してきますし、スタイルによっては逆に手首周りをタイトにした方が相性が良い場合もあります。ビッグシルエットのTシャツを軸にシルバーアクセサリーをコーディネートしていく際の一例として、この組み合わせはお勧めです。

 

CMT-002 SIZE:L

このサイズになってくると着こなしが変化してるのはご覧いただいている通り。首周りの広さが大きくなった分だけ片側に寄せた着崩し方で楽しめるのがビッグシルエットの中でも大きいサイズを選んだ特典。こうした着崩しをルーズ過ぎると感じる人もいますし、ビッグシルエットに求めているのがこのルーズさと言う人もいらっしゃいますね。好みの別れるところではありますが、センター軸を保ってくれるペンダントによって着崩した中にタイトさを齎しているのは間違いありません。単純にルーズにコーディネートしたいならペンダント無しでネックチェーンのみ。バランスを保ちたいなら45~50cmのネックチェーンで少し大きめのペンダント。全体的にルーズな着こなしを楽しむなら60~80cmのネックチェーンにペンダントの有無で楽しむ。ってトコでしょうか。

手首周りとのバランスも大きく変化してきますね。ご覧頂いてるコーディネートも悪く無いですが、袖から手首までの距離が短くなった分だけブレスレットとの相性はSサイズやMサイズに比べて見劣りしてしまいます。Lサイズの場合には縦幅が20mm程度のバングルやブレスレットがお勧めですが、逆張り的なお勧めとしては幅広のレザーブレスレットと親指にスカルリング。これまた好みが分かれるところかと思いますが、ルーズさとタイトさのコントラストを楽しむ着けこなしとして頭の片隅にでも置いておいて下さい。

サイズによる見え方の違いやアイテムバランスと特徴をご覧になって頂いたところで、いつも通りに写真を並べて比較してみましょう。

CMT-002 SIZE:S

 

CMT-002 SIZE:M

 

CMT-002 SIZE:L

デザインが好き、ブランドが好きで手に入れるアイテムは少なく無いかと思いますが、シルエットやサイジングは着こなすのに最も重要なファクターでは無いでしょうか?それはアパレルアイテムのみならず、シルバーアクセサリーでも同じ事です。自分のボディサイズに合ったサイズを選びアイテムバランスを考える。好きだからこそ考えるのは当然の事でしょう。

「好きこそ物の上手なれ」とは言いますが、好きなだけじゃ勝手に上手になってくれないのが世の常。「下手の横好き」なんて言葉もありますからね。上手な着けこなし、WELL-BEINGな楽しみ方でクオリティの高い日々を過ごして頂けたらと「WELL-BEING」プロジェクト続けてまいりますので、参考にしていただければ幸いです。

 

[STYLING ITEM]

Tシャツ:CREATIVE×MOTION¥4,500-  キャップ:SCHAEFFER’S GARMENT HOTEL 参考商品

 

ペンダント: VH-208¥28,000- 左手中指リング:VR-032-SV¥35,000-  左手ブレスレット:VB-009¥65,000- 右手薬指リング上: VR-026-SV¥9,000-  右手薬指リング中:VR-026-SV¥9,000- 右手薬指リング下:VANITAS VR-026-BS¥4,200-(全てVANITAS)

※表示価格は全て税抜き価格となります

ご紹介をさせて頂いた作品はGALLERY REFUSE・GARAGE REFUSEにて展示販売をしております。

作品を手に取り、ご試着が可能となりますので、ご興味があるお客様はぜひともご来店ください。

GALLERY REFUSE 東京都江東区森下1-13-11 TEL:03-5600-1972
GARAGE REFUSE 東京都江東区森下1-11-7 TEL:03-6240-2972

またONLINE STOREでもご購入が可能となりますので、是非ともご閲覧ください

宜しくお願い申し上げます。

ONLINE STORE

 

 

1999年に高蝶智樹によって設立されたREFUSEは、空間であり組織であり概念である。
GALLERY、FUCKTORY、GARAGEの三拠点からなる創作と表現の空間は、エクスペリエンスを齎す事によって生まれる新たな選択を軸として構成されていて、空間毎にそれぞれ違ったスタイルと時間を楽しむ事が出来ます。
また、GALLERYでは空間と創作を楽しむイベントとして「GALLERY MADE」が毎月行われ、GARAGEでは「TRADING GARAGE」というREFUSEならではのイベントが不定期で行われます。

BRAND LIST
GALLERY REFUSE: Loud Style Design, VANITAS, BLACK CROW
GARAGE REFUSE: ANOTHER HEAVEN, 十三, SCHAEFFER’S GARMENT HOTEL, TNSK, …and more