KOHTA 1st FULL ALBUM TERMINAL
起点が何処であったのかを思い返そうとすると大概はターニングポイントとなる事象が挙げられる。KOHTAのソロにとってのそれはAngeloの活動休止だっただろうし、2022年にリリースしたミニアルバム「UNLEASH」から現在までの活動の中に大きく在るだろう。それらに比べると少し控え目に「CREATIVE × MOTION PROJECT」と銘打って制作していたインストゥルメンタルの楽曲「TERMINAL 01」は2022年6月にKOHTAのOFFICIAL YOUTUBEで公開。ソロ活動の方向性を定める為、テスト的な要素が強かった事は「UNLEASH」の楽曲達との違いからも窺える。
当初はKOHTAソロとは一線を画したプロジェクトとして進行していく予定だったTERMINALシリーズの楽曲は、ライブ活動の中で披露する毎に外せない要素としてブラッシュアップされていく。そうした中で、実験的だったTERMINALシリーズのストックをKOHTA名義のフルアルバム化の方向へシフトする。元々は起点でもあり終点でもあるTERMINAL内で交差するストーリーという事で「CROSSING」のタイトルでリリースする予定が諸事情により「TERMINAL」へと変更になり、交差そのものよりも交わり前進していく広い視野での世界観が描かれる事となった。
前作「UNLEASH」ではTHE VALVESの鍛治を楽曲とサウンドプロデューサーに迎え、同じくTHE VALVESのギターJEANとドラムスのスズキ アキラをプレイヤーに起用する事でバンドサウンドを意識した歌物だった。それに比べ、今作「TERMINAL」ではメインコンポーザーをJEANが務め、鍛治はレコーディングとマスタリング。ドラムは打ち込みに変化するなどTERMINAL01が制作された当初の実験的な座組みはそのまま活かされている。
ナンバーでのタイトルになるインストゥルメンタルでKOHTAのベースフレーズが際立つのは当然だが、スタジオで出したKOHTAのベースフレーズを基に曲を構築した「ARRIVAL」や「LOST and FOUND」。JEANのギターリフにKOHTAのベースが絡み付く「TRANSIT」と「DEPARTURE」。歌物となった楽曲も当初はインストゥルメンタルでの構成から発展させただけにベーシストKOHTAのソロアルバムである事を強く感じるだろう。
前進・前に進むがテーマになったアルバム「TERMINAL」は空港で使用される用語に準えたタイトルの歌物とナンバーで表記されたインストゥルメンタルで構成され、バラエティに富んだ映画のサウンドトラックを思わせる。それぞれのストーリーを映しながら共通するテーマを描くオムニバス映画。シーン毎に音楽が変わる様に音楽によって場面が想起される様に制作された、この起点からまたKOHTAの新たなストーリーも描かれていく。
KOHTA 1st FULL ALBUM 「TERMINAL」
TERMINAL HCLM-002 ¥3,300 (税込) それぞれの方向へと、前進するストーリー達。KOHTAの奏でるベースフレーズを全面に押し出して構成されるアルバム「TERMINAL」。 起点であり終点でもある場所で交差し前進するストーリーをテーマに、それぞれが独立している様で重なり合う多彩な楽曲を響かせる。 前作ミニアルバム「UNLEASH」から2年の時を経て、ソロとしてのKOHTAで確立された世界をお楽しみ下さい。
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