The LIBERATOR

10年という歳月の旅で行ってきた様々な実績が無かったとしても、高蝶智樹という男のアクションをシルバーアクセサリー業界からの視点で言い表すなら“LIBERATOR”が一番しっくりくるだろう。
本人に“解放者”としての自覚が有ってのアクションだったかどうかは別にしても、「時代と寝ない男」として積み上げてきた結果を見れば言葉は自然と定まる。いくつものボーダーラインを壊して進む様をシルバーアクセサリー業界に属する人間が立場によって“解放者”と呼ぶか、“悪魔”と呼ぶかの違いはあったにしてもだ。

2017年に始まったSPEED SPECTERとしての10年目のツアー「LAST×FAST」が終了した2018年の5月から約二ヶ月、長い旅で拓いた道から更に新たな道へと旅が始まる。
「旅によってブランドを再定義する」という試みを成そうとブランド毎にスケジュールが組まれる今回のSPEED SPECTERで、何が拓かれ何が解放されるのだろうか?

 

「何処かへ行き、何かを創る」 そのシンプルなコンセプトを軸に、クリエイター高蝶智樹が行うライブクリエイションツアー。
Loud Style Design、VANITAS、ANOTHER HEAVENといった自身が携わるブランドのスタイルや技術を用いるだけでなく、インプロヴィゼーションによってクリエイションを行うライブでは、日頃の創作活動では用いられる事の少ない技術や加工法が繰り出される事も多く、単なるライブクリエイションとは一線を画すものとなっている。
2008年のスタートから10年以上を経過し、コンヴェンションやエキシヴィジョンでの展開、対戦形式で行われるクリエイションバトル等、ツアーのコンテンツに多様化を齎しながらも、「何処かへ行き、何かを創る」というシンプルなコンセプトは変わる事無く旅は続いている。