CREATIVE×MOTION Awaken

物事の始まりは大抵が緩やかな立ち上がりを見せる。突発的な衝動にしても仕掛けられた波及にしても、波の起こりには緩やかに蓄積された何かによってだ。急速な展開として目に映っても、物事は緩やかに準備が進められ蓄積される事で波を大きくする。プロダクトの成り立ちも似た様なところがあり、アイデアは緩やかに練られカタチへと至るものだ。

OFFICIAL WEBSITEの開設やFANICONでのコミュニティの開設と、下準備が整ったところで展開が気になるKOHTA氏によるプロジェクト「CREATIVE×MOTION」は、プロジェクトの発足からすればプロダクトの完成まで時間を掛けている方だろう。Angeloの活動休止となるラストライブから1ヶ月程して、プロジェクトの基本的なアイデアを練るところからにしても3ヶ月。端的に言えばソロになってのアクションとしてはスロースタートになるだろうし、ビジネス的なタイミングとしては正解とは言い難い。しかし、プロダクトの完成にはしっかり時間を掛ける方が正解だ。特に、新たなフェーズでの制作なら尚更だろう。

所謂バンドグッズと呼ばれるテンプレートなアイテムには幾つかの規格があり、専門の業者が製造を行っているのは皆さんも御存知の通り。コスト面やプライスからしても其れが悪いとは思わないし、当然ながらそうしたプロダクトの中でも創意工夫はあるものだ。ソロとなって再スタートするプロジェクトとしては、或いはそうしたルートで即物的にアイテムをリリースした方が正解かもしれない。それだけに、ソロのプロジェクトとして「CREATIVE×MOTION」を立ち上げての活動は、時間を掛けて正解のルートを探る事になる。その道程とリリースされるプロダクトにこそ興味をそそられる。

Angeloとしての活動に一区切りを付け、インフォメーションの為にもスタートさせたSNSとOFFICIAL WEBSITE。コミュニティの為のFANICON Ri:viveと進み、着実に新たな活動の為に基盤を築き「CREATIVE×MOTION」のプロダクトが5月末にリリースされる事となった。緩やかに立ち上がりでスピードよりも着実な展開を見せる活動には、1つの仕事をキッチリ終わらせてからで無いと次のフェーズへ移れないKOHTA氏の性格が如実に表れている。それだけに、完成したプロダクトに込められたアイデアやクオリティが楽しみだ。もう一つ、プロダクトのリリースが決定したという事は、実験的なプロジェクトである「CREATIVE×MOTION」で送り出すべきサウンドもまた練り上がってきているという事になる。徐々に広がるKOHTA氏の活動に更なる期待が持てそうだ。

 

KOHTA OFFICIAL WEBSITE:     http://www.kohta-official.com
FANICON Ri:vive        https://fanicon.net/fancommunities/4498

人が動き続けるのに睡眠と食事が必要である様に、毎日の暮らしを行うには住居が必要になる。しかし、それだけで目紛しい世の中をタフに生きていけるだろうか?

新しい何かを見つける為の刺激や、自分らしくある為のスタイル。何か行動を起こす為には心に響く燃料が必要だ。音楽やアート、嗜好品やファッション、誰かとの時間やスポーツ。そして、旅とクリエイティブ。
物を創るという行動、その為に必要とされる刺激を表現する事で、誰かが行動する為の燃料になる様に、クリエイティブの現場をフォーカスし、そこに携わる様々な事象や場所・人達を幅広くお伝えしていきます。