MONO ROGUE FILE:001

MONO(モノ)・・・単一、単独による
ROGUE(ローグ)・・・悪党、群れから離れて凶暴な様
MONOLOGUE(モノローグ)・・・独白、独演劇

クリエイターとしての能力とは?表現者としての技術とは?写真と言う表現方法を用いて、クリエイターとして高蝶智樹が持つ能力の凶暴性が発揮されるヴィジョン。言葉を選び物語を進めるモノローグの様に、単独の表現である事で発揮されるクリエイティビティを映し出す。

先にヴィジョンが存在し物創りを行う。其れがどんなヴィジョンであっても物創りの進行は必ずそうなり、シルバーアクセサリーの創り手も例外無く何かしらのヴィジョンをイメージする事で制作に従事する。問題はその先だ。

多くの場合に、個人の中で妄想の粋を出ていなかったヴィジョンが現実にカタチとして存在した時点で物創りは完成したとされるが、実際には物創りに費やしたよりも遥かに長い時間を物は過ごす事になるので、どんな場所でどんな時間を過ごす可能性が存在するか?をブランドやクリエイターはヴィジョンとして提示する必要があるのだが、「誰かが身に着ける事によって完成」と、口では語るブランドやクリエイターは多いが、スタイリングやコーディネートするのは別の人の役割とでも言わんばかりに提示されるヴィジョンは少ない。つまり、ヴィジョンの終着点がカタチとして存在する事になっている。

高蝶智樹と言うクリエイターがシルバーアクセサリーの世界で物創りを始めてから、長きに渡って提示し続けているヴィジョンは本人がシルバーアクセサリーを制作するうえで定義としている「身に着けて何処へ行き何をて時を過ごすかによってシルバーアクセサリーは存在の意味を持つ」その片鱗であって、個人的表現はもっと身勝手で一瞬一時の為だけに発揮される。ただソレを映し出す「MONO ROGUE」。

 

人が動き続けるのに睡眠と食事が必要である様に、毎日の暮らしを行うには住居が必要になる。しかし、それだけで目紛しい世の中をタフに生きていけるだろうか?

新しい何かを見つける為の刺激や、自分らしくある為のスタイル。何か行動を起こす為には心に響く燃料が必要だ。音楽やアート、嗜好品やファッション、誰かとの時間やスポーツ。そして、旅とクリエイティブ。
物を創るという行動、その為に必要とされる刺激を表現する事で、誰かが行動する為の燃料になる様に、クリエイティブの現場をフォーカスし、そこに携わる様々な事象や場所・人達を幅広くお伝えしていきます。