FAYDE 2nd collection styling

ファーストコレクションのリリースから1年を掛けて発表されたFAYDEのセカンドコレクションは、ブランドが持っている可能性の1要素を極端に拡張する事で纏りを持ったコレクションとなっていた。ファーストの散漫さには可能性を多く感じさせたものの、謂わばクラリティーに欠ける(この点に於いてはディレクターの小形氏がプレスリリースや説明を怠っているからなのもあるが)コレクションだったのから一転して纏りのあるセカンドコレクションに。と、アイテムの並びだけを見ればクラリティーに溢れたモチーフ使いだが、ブランドとしてFAYDEが重きを置いているスタイリングやコーディネートではどうだろうか?

 

 

既にコレクション発表時にはアイテムコーディネートがリリースされてはいたが、2024年に入ってセカンドコレクションを軸にファーストとの相性の良さを加味したスタイリングが公開となった。モデルにはFAYDEの初コラボレーション相手となった「CREATIVE × MOTION」を率いるベーシストのKOHTAと、THE VALVESのギタリスト・JEAN。そして勿論、FAYDEディレクターの小形健文となっている。このスタイリング撮影はKOHTAのCREATIVE × MOTION PROJECTによる楽曲「TERMINAL 02」ミュージックビデオと同時に撮影された為、今回のモデル三者が映像に登場しFAYDEのアイテムが動きの中でどう映るのか?KOHTAのOFFICAL YOUTUBEで見る事が出来る。

 

 

スタイリング内容に関しては三者三様の良さがあるが、セカンドコレクションのアイテムによってファーストのアイテムにクラリティーが生じている点に注目したい。セカンドでは満たされていない要素をファーストが補完している部分もあれば、ファーストのクラリティーの低さをセカンドが補って良さを引き出している部分もあり。ブランドとしてのギアが一気に2段階は上がった印象を受けるのではないだろうか。

ブランドとしてのカラーセカンドコレクションによって濃くなったFAYDEだが、ブランドの持つ特性としてのユニセックスなバランス構成が今回のスタイリングでは表現されていない事は挙げておきたい。果たして、女性モデルを起用してユニセックスなバランスでのスタイリングが見る事が出来るのかどうか?FAYDEの今後の動きに注目していきたいところだ。

 

FAYDEのアイテム取扱いは「ANTIVIRAL」閉店に伴い「GARAGE REFUSE」にてご覧になれます。

GARAGE REFUSE 東京都江東区森下1-11-7 TEL:03-6240-2972

 

またWEB SITEでのご購入も可能となりますので、是非ともご閲覧ください

宜しくお願い申し上げます。

FAYDE WEB SITE

 

人が動き続けるのに睡眠と食事が必要である様に、毎日の暮らしを行うには住居が必要になる。しかし、それだけで目紛しい世の中をタフに生きていけるだろうか?

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