PRIDE & VISION

ファッションに対して拘る際に、誰もが一度は通るであろうデニムという素材。拘れば拘る程、素材だけでなく縫製や付属パーツはもちろんの事だがパターンやシルエットにはそれ以上に拘る事になる。だが、拘り過ぎたが為にブランド側のエゴを押し付ける様になったり、あるいは真逆に運営的な理由から毎シーズン垂れ流される様にリリースされる多くのデニム。其処にはデニムを着こなす際の背景やシチュエーションのヴィジョンは存在しない。ただ物だけを、ただ売上げだけを追求した結果だけが存在する。そんなブランドが多くなった。と言うよりも、ブランドなんてそんなモノだと言わざるを得ない中で、拘りとヴィジョンを両立させ続けるブランドも存在する。

ハリウッドのサンセットブルーバードに面した店舗に入れば、即座にその拘りとヴィジョンを理解出来るブランド、SCHAEFFER’S GARMENT HOTELが持つデニムへの拘りとモーターサイクルカルチャーとアメリカンヴィンテージをベースにしたヴィジョンには、男なら弥が上にも引き込まれてしまうだろう。

10年近いヒストリーを持つブランドにしては少ないコレクションだと思う人もいるだろうが、SCHAEFFER’Sのアイテムに触れてみると、細部まで拘る事がシンプルに結実する高級感や、削ぎ落とした事で着る者のスタイルを際立たせる美しさを体感出来る。

既にGARAGE REFUSEにも入荷済みとなるが、新作としてリリースされたガスステーションシャツも、そうする事が当たり前だとでも言う様に随所に拘りが見受けられる。ガソリンスタンドで働くワークスタイルをベースにしながら、シルエットの美しさやストレッチの利いた生地による動き易さは、袖を通せば手に入れたくなってしまうアイテムだろう。

シンプルにしてディープ、コアでありながらエレガントという拘りとヴィジョンを両立させる事で生み出されるSCHAEFFER’Sのコレクションは、ディレクターであるロバートのバイカーとしてのライフスタイルが反影されている事もあって、当然ながらシルバーアクセサリーとの相性も抜群だ。それ故にVANITASとのコラボレーションによって少しづつシルバーアクセサリーのコレクションも増えてきているが、そのアイテム達でも拘りとヴィジョンが見事に両立し結実している。

デニムを主体として、「シンプルにしてベスト」を体現するコレクションを展開するSCHAEFFER’S GARMENT HOTELは、HOLLYWOODのSunset st.に構えたSHOPにアトリエを併設し、オーナーであるロバートの拘りが詰め込まれたプロダクトを生み出す。
合成染料を一切使用していないデニム生地を日本から輸入するなど素材の厳選はもちろんの事、ジッパーやリベット等の細部に対する拘りからもプロダクトへの情熱が伝わってくる。

※SCHAEFFER’S GARMENT HOTELのアイテムはHEAT ONLINE STOREでは取り扱いが御座いません。GARAGE REFUSEのみでの取り扱いとなります。