GALLERY MADE COLLECTION #13

思考は移ろい易いものだが、その事を思考した当人が捉えていない場合が多い。特に顕著なのが意思決定から行動へのプロセスで、決定した筈の意思は行動しようという刹那に別の可能性を示唆し始める。これは、意思が弱いのでは無く行動という方面へ目を向けた事によって状況や状態への認識が変化し、思考が移ろう事によって起こる。俗に優柔不断と呼ばれる類の迷いが起こり易い人は、良く言えば可能性の想定が多い人だし。悪く言えば可能性への対応力が低い人となる。何れにしても、いつ何時も思考の移ろいが起こらない人など存在しない。
-The core of the process-
人が自分自身の思考の移ろいを認識しない事の多さと同じく、嘘を吐いている回数の多さも認識していない。飽く迄も、自分の意思とは異なる事を他者に伝える事を嘘と呼ぶならば。になるが遠慮や配慮が入れば意思とは異なる事を言うだろうし、立場や状況を鑑みて頭の中に浮かんだ言葉を変えるだろう。其れ等は嘘では無く建前とも呼ばれるが、自分の意思とは異なる言葉を口にした際に本来進みたかったルートから逸れてしまっても、その嘘は大切だろうか?



想定していたルートから大きく逸れた。と言う意味では「GALLERY MADE COLLECTION」はスタート時に想定されたルートとは別物になってきた感がある。SPEED SPECTERの断片を再構築する部分やLoud Style Designのコレクションから溢れた部分を具現化する目的から逸脱し、2024年の後半からは独自性の強いルートへと移行し続けている。では、スタート時のルートが嘘になるかと問うと、基本軸と振り幅の話をする必要があるだろう。



REFUSEでリリースされるコレクション制作はいつでも「クリエイティビティを如何に発揮するか」の基本に集約される。その為に刷新の繰り返しや別方向への試行が必要ならば実効を厭わない振り幅の広さは、REFUSEの歴史を振り返れば明白だ。現在の「GALLERY MADE COLLECTION」は制御と整合性の繰り返しによってコレクションをコアな物にしていく過程であって、SPEED SPECTERの断片は影を潜めている。2025年に入ってリリースされた新たなアイテムからはLoud Style Designの様式美の中でも偏った部分が反映されて、「GALLERY MADE COLLECTION」としての独自性へと向かう。



思考が移ろい易い様に、時代や流行も移ろい変化し易い。可能性に対する対応力と意思に対する実行力を伴ってこそ、基本軸を保った振り幅の広さを持てるのだろう。試行の先に定まったコアなルートを進んでいるのが「GALLERY MADE COLLECTION」の現在である事は間違いない。

*「GALLERY MADE COLLECTION」のアイテムは基本的に毎月開催されるGALLERY MADEでの販売のみになります。
1999年に高蝶智樹によって設立されたREFUSEは、空間であり組織であり概念である。
GALLERY、FUCKTORY、GARAGEの三拠点からなる創作と表現の空間は、エクスペリエンスを齎す事によって生まれる新たな選択を軸として構成されていて、空間毎にそれぞれ違ったスタイルと時間を楽しむ事が出来ます。
また、GALLERYでは空間と創作を楽しむイベントとして「GALLERY MADE」が毎月行われ、GARAGEでは「TRADING GARAGE」というREFUSEならではのイベントが不定期で行われます。
BRAND LIST
GALLERY REFUSE: Loud Style Design, VANITAS, BLACK CROW
GARAGE REFUSE: ANOTHER HEAVEN, 十三, SCHAEFFER’S GARMENT HOTEL, TNSK, …and more
