WELL-BEING Act:006 Loud Style Design part01

好きな物は多くあった方が良いし、持てるのなら好きなだけ所有したくもなるのが人としての性質だとは思いますが、足し算で正解を出すみたいに思い込んで好きなだけ好きな物を揃えて足してみても答が不正解だったらどうしますか?

ファッションのコーディネートを簡単な算数問題の様に表す単略さはどうかと思いつつも、映画「ダイハード3」の劇中でも出てきた有名な問題「空の3ガロンの容器と5ガロンの容器を使って4ガロンの水を測れ」と、言うあの問題の解き方(正解の出し方が2パターンあるところも含めて)がファッションのコーディネートを楽しくさせ正解を導き出す思考に似ている様に思います。

好きな物を好きなだけは確かに自分個人にとっては良いのかもしれません。でも、ワンルームで快適に暮らすには収納出来る荷物の容量は限られてきますし、人を招き入れようと思ったらスペースが必要です。自分が好きだからと家具や雑貨が山積みにして綺麗に並べていない部屋は快適では無いし人を招く事も出来ない、つまり余裕や空白を使う事が出来ない足し算をしただけの不正解じゃないですか?ファッションやシルバーアクセサリーのコーディネートも同じですよね。

身につける為に創り出された物を好きだから、好きなだけ所有していたら格好良いかどうかは身に着け方で正解が決まります。1+1が2になる単純な算数で正解が出せないからこそ、コーディネートやスタイリングを含めたシルバーアクセサリーの楽しみがありますし、コンディション良くシルバーアクセサリーとの関係を築けるでは無いでしょうか。

身に着ける人と着る服と着けるシルバーアクセサリーの関係性を探究し、人と物とのコンディションを考察していくプロジェクト「WELL-BEING」。好きな物を身に着けて楽しんでいく、その為に満足なコンディションの基本となる着けこなしをブランドやライン、ボディパーツやアイテムカテゴリー毎に紹介していきます。

Act:006 Loud Style Design  Bangle & Bracelet  part01

「夏は腕が出る服装になるから手首周りのアイテムが重要」とか謳って夏場にジュエリーやアクセサリーを推してくるファッション関係の媒体やSHOP、アレ全部が嘘です。手首周りの重要性なんてオールシーズン重要だし、シャツやジャケットの袖口から覗く格好良さを考えたらコーディネートの軸にしたくなるパートですし、拘りやスタイルを持っている人にとっては常に身に着けてる物なので、バングルやブレスレットって季節問わずに身に着けたくなるアイテムなんですよ。要するに夏場にジュエリーやアクセサリーを売る為の謳い文句や売り文句ってヤツですね。

ただ、Tシャツや半袖で過ごす事が多い季節に腕から指先までの空白をどう活かすかは確かにコーディネートの楽しみがいがあります。前回の「RUMBLE」で紹介させて頂いた、抜け感を活かしたスタイルや手首周りには何も身に着けずリングを多く着けるコーディネートもありますが、今回は「レイヤードによる手首周りのWELL-BEINGとは?」いってみましょう。

レイヤード。重ね着けはジュエリーやアクセサリーのみならずファッションのコーディネートに於ける最も簡単な1+1ですね。しかし、レイヤードと言っても服の様に上に重ねて着るのでは無く、直列や並列の状態で身に着ける事になるのがシルバーアクセサリーでは殆どですから、意味合いやバランスの取り方は大きく変わってきます。

最初に重要なのは手首に対して軸となるアイテムを決める事。バングルでもブレスレットにしても同じデザイン同じサイズで重ね着けするので無ければ、軸になるアイテムに対してどう足していくか?に焦点を絞ってコーディネートを考えていき易くなりますしアイテム選びでの迷いも減らせますしね。

そんな軸となるアイテムの中でも今回は先ずバングルを軸にして紹介していきましょう。実は、バングルとブレスレットの両パターンで撮影したんですけど、記事が長くなり過ぎるので今回をpart01とさせて頂いて、来月はブレスレットのパターンでpart02を紹介しますので、御勘弁下さい。

軸とするには何にしても程良いサイジングとボリューム、つまりオーソドックスなタイプのベース幅が15~20mmがお勧め。更にデコラティブなデザインよりもスムースなシェイプだと、よりレイヤードの軸に向いていますし折角なら単純にプレーンなデザインよりもフォルムやデザインに軽くアクセントが効いてるアイテムの方が、単純にレイヤードの軸としての役割だけでなくワンアイテムで着けていても手首周りを彩ってくれます。

Tシャツにスムースシェイプのバングルを合わせた手首に対してリングはどうするか?手首周りのレイヤードの考察がメインなので、バランスが取り易くリングが1点でも際立つなら人指し指にバングルよりも縦幅の大きいサイジングで。バングルやブレスレットとリングのバランスでは縦幅のサイジングが重要ですし、手首周りにレイヤードでアイテムを合わせた際にリングが全く活きてこないんじゃ意味が無いですから。

今回も相変わらず前置きが長かったですね。でも、深い考察には必ずと言っていい程、ベーシックな部分の理解が不可欠。Tシャツにバングルとリングの説明が終わったところで本題である手首周りのレイヤードに参りましょう。先ずは定番的なバングル+バングルのレイヤードから。

BANGLE UBG-004 + 2 Narrow Bangle UBG-009

ナロータイプのバングル2アイテムで軸となるバングルをサンドする着けこなしは、手首周りに対するアイテム幅をストレートに拡張する定番的なレイヤード。ナロータイプを上下でデザインを左右逆にする事で全体のデザインが完成しているかの様な見え方にするテクニックには、アイテム選びの段階でレイヤードを想定するのがポイントになってきますが、少しずつ増やしていく楽しみ方も出来ますし、軸となっているバングルを外してナロータイプだけでレイヤードを楽しむコーディネートにも向いてます。

バングルのレイヤードの場合に注意する点としては、アイテムを増やしていく毎に手首周りにジャストのサイジングで選ぶとアクションが窮屈になるのと、重ね過ぎると余白を潰してしまう事でしょうか。バングルはブレスレットと違い1本の固い帯を手首に着ける事になるので、その形状による特性が重ねただけ幅を持って顕著になりますので、腕の長さやTシャツの袖丈・手首のアクションを考え合わせて重ねる本数を決めるのがベスト。

 

BANGLE UBG-004+ Charm Bracelet LDB-001

細身のチェーンブレスレットを使ったバングルとのレイヤードも定番的ではありますが、もうワンポイント加えたいとなったらチャームが付いているタイプはどうでしょう?やはりバングルだけだと腕や手首のアクションに対して揺らぎの無いのが良さでもありトータルのコーディネートによっては物足りなさでもあります。チェーンブレスレットのサイジングを大きくする事で揺らぎを足す事も出来ますが、その分ルーズさが増すのでチャームでカバーするレイヤードもお勧め。

この場合に気になるのは手を下げている状態で見た時にバングルよりチェーンブレスレットを上が良いのか下に重ねるのが良いのか?チェーンブレスレットのサイジングがジャストであれば下に重ねた方がチャームの動きも良くなり、手のサイドにアクセントを齎し易くなります。逆にチェーンブレスレットのサイジングを大きくするのであれば、ルーズな印象にはなりますがバングルを跨いで上下する動きになりますので重ね位置を気にせずレイヤードを楽しむのも良いんじゃないでしょうか。

 

BANGLE UBG-004 + Twisted Bangle UBG-012

今度はバングル+バングルでもツイストしたフォルムが特徴的なアイテムをレイヤードしたバージョン。手首周りのアクセントにボリュームを持たせたい時には何も多くを重ねたりヘヴィなアイテムを多用しなくても、形状がボリューミーであれば良いのでツイストしたフォルムが生み出す印象を活かすのも1つのテクニック。軸としているバングルがスムースシェイプなだけにツイストバングルの鏡面部分との相性でバランス良く纏まります。

バングルの形状による特性については先述しましたが、バングルは手首周りのサイズに合わせてどう着けたいか?をセルフでサイジング出来るアイテムでもあります。(とは言っても何度も曲げ閉じ開きを繰り返していると金属疲労で折れますのでご注意を)このレイヤードの場合は手を下げた状態でツイストバングルが下になる重ね方なので、ツイストバングルはジャストサイズよりも少し開いたサイジングにしておいた方が着けこなし易くアクションの邪魔にもなり難い。手首から手になるボーダーライン上に位置する感じがルーズになり過ぎずタイトになり過ぎずの綺麗な見せ方。

 

BANGLE UBG-004 + BRACELET UB-021

ブレスレットとバングルのレイヤードで一番気にして頂きたいのはサイジング。手首周りと一口に言っても手首周りは関節があったりの都合で意外となだらかな形状では無いんです。それを煩わしく捉えるよりも活かす着けこなし方でバングルをブレスレットに対するストッパー的なレイヤードがこのバージョン。軸となるバングルがブレスレットを収まりの良い位置に留めて、ブレスレットのモチーフがセンターからサイドに掛けて綺麗に見えてくる重なり。

当然ながら個々人で手首周りの太さや形状は違いますが、自分の見せたい位置にブレスレットを留めてくれるのもバングルとのレイヤードの良いところ。ただ、やっぱりバングルとブレスレットのボリュームバランスはしっかり考慮して合わせたいですよね。このバージョンでは同じぐらいの幅でバングルとブレスレットを重ねて手首周りの空白も上手く使っていますが、もっと緩急を付けたいのであればブレスレットにボリュームを持たせるならバングルをナロータイプ等で細く、アイテムボリュームの強弱でバランスを良くしながら重ね着けこなして頂きたい。

 

BANGLE UBG-004 + BANGLE UBG-006 + BANGLE UBG-010

手首が目立つ季節に折角だからやっぱり迫力系で着けこなしたい方にお勧めのバングル攻め。ツイスト、スムース、ダイヤの3パターンのシェイプとなるとガチャガチャしてしまいそうですが、迫力がありつつもスマートなレイヤードになるのはやっぱりサイジングとボリュームのバランスによるもの。秘訣はバングルボディの厚みを揃えておく事で、形状はバラバラでも厚みが揃っていると手首周りでの印象が一体感で整い、形状が揃っていない事が逆にアクセントとして空白を生み出します。

重ねる順序もセンターが軸になる事を決めていれば、ツイストやダイヤのシェイプが逆になっていてもお好みで楽しめますし、もう一つのポイントとしてはバングル自体にプレーンな鏡面箇所が多いデザインでデコラティブ過ぎない事でしょう。ゴツゴツとデコラティブすぎるバングルをレイヤードでとなると、一体感を通り越して同化したフジツボの集合体みたいになっちゃいますから、バングル自体のデザイン性にも注目して楽しんで下さい。

それでは一連のレイヤードによる着けこなしを見比べてみて頂きましょう。

 

BANGLE UBG-004 + 2 Narrow Bangle UBG-009

 

BANGLE UBG-004+ Charm Bracelet LDB-001

 

BANGLE UBG-004 + Twisted Bangle UBG-012

 

BANGLE UBG-004 + BRACELET UB-021

 

BANGLE UBG-004 + BANGLE UBG-006 + BANGLE UBG-010

如何でしたでしょうか?軸となるバングルを定めてのバリエーションを軽く紹介するだけでも迷ってしまうぐらいにそれぞれの良さがありますよね。(Loud Style Designのコレクション数が多過ぎるというのもありますが・・・・)さて、バングルを軸とした手首周りのレイヤードでお送りしてきましたが、先述したリングとのバランスもそれぞれのバージョンで着けこなしの良さを感じて頂けたでしょうか?軸となるバングルがプレーンな印象だけにリングの方はデコラティブに。と、合わせていましたが、もう一つ重要なのはトータルでのバランス。特に右手首となると右腰側にウォレットチェーンを着ける比率の高さから腰回りとのバランスが気になるところ。ですんで、最後にオマケとしてウォレットチェーンとの相性をちょっとだけご覧頂きましょう。

ウォレットチェーンをベーシックなチェーンタイプとした場合に、どのレイヤードが1番良いかは身に着ける人が決めれば良い事ですし、それぞれのバージョンに良さがあります。しかし、何も考えずに好きな物を好きなだけ着けるのが正解だとは思えませんし、シルバーアクセサリーが1+1の算数で纏まる程の単純な楽しみしか無い訳じゃありません。レイヤードと言う、重ねていくだけの着けこなしの中にも幾通りものバランスがあり、正解となるWELL-BEINGな状態が存在します。

空の3ガロンの容器と5ガロンの容器だけを使って1~8ガロン全てを測って用意可能なのと同じく、空白に対してどう考えて工夫していくかで楽しみ方もシルバーアクセサリーの活かし方も変化させていけるのでは無いでしょうか?是非、貴方の身体と言う空白に対してWELL-BEINGな正解を見つけるシルバーアクセサリーの着け方を見付けて下さい。

 

[STYLING ITEM]

左手中指リング:UR-009 ¥20,000- 左手ブレスレット:LDB-105 ¥90,000- ネックレス:UN-006 ¥48,000- 右手人差指リング:LGR-002 ¥32 ,000- ウォレットチェーン:UWC-015 ¥200,000-

右手バングル・ブレスレット:UBG-004 ¥60,000- :UB-021 ¥55,000-:UBG-009 ¥28,000-:LDB-001 ¥36,000-:UBG-012 ¥56,000-:UBG-010 ¥52,000-:UBG-006 ¥42,000-

(全て Loud Style Design)

*バングル・ブレスレットは着用順の表記となり、表記の金額は全て税別価格となります。

 

ご紹介をさせて頂いた作品はGALLERY REFUSEにて展示販売をしております。

作品を手に取り、ご試着が可能となりますので、ご興味があるお客様はぜひともご来店ください。

GALLERY REFUSE 東京都江東区森下1-13-11 TEL:03-5600-1972

またONLINE STOREでもご購入が可能となりますので、是非ともご閲覧ください

宜しくお願い申し上げます。

ONLINE STORE

 

 

1999年に高蝶智樹によって設立されたREFUSEは、空間であり組織であり概念である。
GALLERY、FUCKTORY、GARAGEの三拠点からなる創作と表現の空間は、エクスペリエンスを齎す事によって生まれる新たな選択を軸として構成されていて、空間毎にそれぞれ違ったスタイルと時間を楽しむ事が出来ます。
また、GALLERYでは空間と創作を楽しむイベントとして「GALLERY MADE」が毎月行われ、GARAGEでは「TRADING GARAGE」というREFUSEならではのイベントが不定期で行われます。

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