WELL-BEING Act:002 Lily Dust

着けていて収まりの良い状態や、組み合わせによるハマり具合の良さ。シルバーアクセサリーを好んで身に着ける時にアイテム同士が共鳴して生み出すコンディションの良さは、精神的にも身体的にも満足感を与えてくれるものです。そんなコンディションの良さをブランドやライン、ボディパーツやアイテムカテゴリー毎に紹介していくREFUSEスタイルのプロジェクト「WELL-BEING」。

 

Act:002 Loud Style Design –Lily Dust-  Necklace&Shirt

プライス的な問題もあるとは思うんですが、シルバーアクセサリーやジュエリーのファーストアイテムにリングやペンダントを選ぶ人は多い事かと。中でも自分の日頃のアクションに対してだと手指にリングを着ける違和感を覚えてしまい苦手な人はペンダントを選ぶ傾向にあるかと思います。

そんな訳で今回はペンダントと首周りについての紹介。の、様でいてネックレスの長さとシャツの関係性を紐解いていきたい所存で御座います。前回の記事(WELL-BEONG Act:001)ではリング・ブレスレットと手指・手首周りの関係性について紹介させて頂きましたが、ペンダントは首周り胸元のどの位置に着けるかで印象が大きく変化しますし、それはシャツと合わせてのコーディネイトで顕著に表れます。

ネックレスとペンダントとなると長さもサイズも範囲が大きく広がりますので、スモールからミディアムサイズのペンダントをLoud Style Design 2nd styleであるLily Dustからのアイテムで、ベースとなるシャツの方を季節を問わず着こなし易いSCHAEFFE’S GARMENT HOTELのガスステーションシャツで解説していきましょう。

2open 45cm Necklace

時代を問わずアメカジやROCKの香りを漂わせるスタンダードな着けこなしと言う事であれば、ミディアムサイズのペンダントをこれまたミディアムサイズで長さが45~50cmのチェーン。シャツは2ndボタンまで開ける事でラフになり過ぎないリラックス感に留まり、アクションの中ではペンダントが見え過ぎない程良さで纏まってくれます。

ネックレスとシャツの関係性を押し出す為に今回のコーディネイトでは敢えてリングやブレスレットを着けていませんが、それだけでもストレートに響くクロスペンダントのデザイン性はシャツの質感と胸元の開き具合と相俟ってバランス良く額に収まっているかの様な佇まい。

身体のセンターラインがこれだけスタンダードな着けこなしで纏まっていると、他のアイテムで如何様にもスタイルを転がしていける良さがありますし、他のアイテムで遊べる余裕が生まれると言う事は、それだけ満足感を得られるスタンダードな相性の良さによるものです。

 

1open 90cm Necklace

少しオーバーサイズなシャツを選んでボタンは一番上だけを開けて、ワークスタイルやクラフトマンスタイルを匂わせる着こなしに仕上げたい時は、少し細めなネックレスを80cm~90cmのロングにペンダントは縦に長いミドルサイズにしてみるのは如何でしょうか?

種類にもよりますがシャツの良いところはボタンをどれだけ開けて着こなすかでコーディネイトのバリエーションが広がる優れ物だと言うところです。そして、そんなコーディネイトをガッチリ支えてくれるのがネックレスなんですよ。このシャツの着こなし、ネックレスが無いと本当の作業員感が出てしまって途端に野暮ったくなってしまうんですが、シルバーアクセサリーの強さって敢えてシンプルにしてみると良く判りますね。

ペンダントのサイズに合わせてチェーンの太さは選んだ方が良い着けこなしですが、逆にシャツのボタンをフルオープンにしてこのネックレスの長さだとルーズになり過ぎて着けこなすのが難しくなりますし、シャツONでネックレスを身に着けると不思議と清潔感が出るんですよ。

 

Closed 45cm Necklace

シャツのフロントをクローズドで着こなすと少し異質な感じがしませんか?少し宗教的な雰囲気と言うか神経質そうな印象を受けてしまう。そうなんだったらそのまま雰囲気や印象を活用してコーディネイトしてしまおう。と、いうのがこのバランス。

繊細に組み合わさった十字のペンダントを45cmのミドルサイズチェーンでネクタイを締めるのにも近い位置に合わせると、少しの異質さはスタイルへと上手く組み込まれ、手首周りにバングルやブレスレットをシンメトリーに着けると其れは更に加速するでしょう。

逆にこのネックレスとシャツの合わせ方で他にシルバーアクセサリーを何も着けないコーディネイトも魅力的です。1か100か?では無くて、静かな1か騒がしい1か?で満足感を与えてくれるバランスは難しく思えてしまいますが、先ずはクローズドにしたシャツの首元にシンメトリーなデザインのペンダントだけを合わせて、静かな1で試してみては如何でしょうか?

 

Full open 60cm Necklace

さあ、来ましたフルオープン。ある意味で男らしさが一番試されるシャツの着こなしがラフさとルーズさが露になるこのボタンを留めない羽織り方。ジャケットの様に着こなしたりレイヤードで色々と組み合わせたりすればフルオープンでもシャツは着こなし易いですが、今回は直球ストレートにインナーはTシャツのみのスタンダードスタイル。

こうなってくるとネックレスとペンダントの役割は重要です。何せド直球ストレートが最も誤摩化しが出来ませんからペンダントのサイズやネックレスの長さで失敗したく無いところ。と、なったらネックレスは55~60cmのミドルサイズでペンダントはオーバルのデザインがお勧めになりますね。

身体のセンターラインに対してフルオープン状態のシャツは額縁でインナーが無地であればキャンバス、フルオープンならばそれだけキャンバスが広くなる様なものですから、どの位置にどんなデザインとサイズのペンダントが据えられるか?を考える時に男らしさを軸にするなら今回の様に。少し男のセクシーさを出したいなら細身のチェーンと太いチェーンのレイヤードにする等、スタンダードも遊びも選べるのがフルオープンで着こなす良さです。

 

3open 50cm Necklace

ルーズなんだけどタイトに、余裕を感じさせるのに気が利いてる。そんなコーディネイトをシャツで演出するならボタンは3rdまでオープンにしてみて下さい。ネックレスは細身の50cmにスモールサイズのペンダントを合わせるのがお勧め。そして、袖は捲って前腕が出ている方がよりベストかと。

シャツのフロントが広く開いてる時のルーズさというかダラシ無く感じてしまう部分って、フロントが開いてるのに袖はキッチリ閉まってたり袖口だけ開いてブラブラしてるからなんですよね。フロントの開きに対して袖を捲った方がバランスは良くなります。

どんな着こなしとか着けこなししても自由だし好きにすれば良いんですけど、自分が好きなアイテムはどうせなら格好良く着けこなしたいじゃないですか。そんな中でルーズなんだけどタイトな雰囲気で。となると、チェーンは短過ぎず長過ぎずな細身の50cmで少しの余裕とデザイン性はあるけど主張し過ぎない気の利いたペンダントが上手く彩ってくれて、コーディネイトへの満足感を与えてくれます。

 

ネックレスとシャツの関係性。上手くお伝え出来ていたでしょうか?勿論、シャツとの組み合わせでバランス良く纏まるコーディネイトは他にも沢山ありますが、今回は基本編的な感じで紹介させて頂きました。皆さんがシルバーアクセサリーとのWELL-BEINGな関係を築くのに参考になれば幸いです。

 

[STYLING ITEM]

ハンチングキャップ:Loud Style Design ¥55,000- ガスステーションツイルシャツ:SCHAEFFER’S GARMENT HOTEL¥35,800- 左手レザーブレスレット:ANOTHER HEAVEN¥10,000- 右手ブレスレット:ANOTHER HEAVEN¥75,000-

ネックレス:LDN-001 ¥35,000- :LDN-104 ¥50,000- :LDN-003 ¥35,000-:LDN-103 ¥48,000- :LDH-009 ¥18,000-(全て Loud Style Design)

*ネックレスは着用順の表記となります

*表記の金額は全て税別価格となります

1999年に高蝶智樹によって設立されたREFUSEは、空間であり組織であり概念である。
GALLERY、FUCKTORY、GARAGEの三拠点からなる創作と表現の空間は、エクスペリエンスを齎す事によって生まれる新たな選択を軸として構成されていて、空間毎にそれぞれ違ったスタイルと時間を楽しむ事が出来ます。
また、GALLERYでは空間と創作を楽しむイベントとして「GALLERY MADE」が毎月行われ、GARAGEでは「TRADING GARAGE」というREFUSEならではのイベントが不定期で行われます。

BRAND LIST
GALLERY REFUSE: Loud Style Design, VANITAS, BLACK CROW
GARAGE REFUSE: ANOTHER HEAVEN, 十三, SCHAEFFER’S GARMENT HOTEL, TNSK, …and more