STYLE COLOR -BLACK HAT 02-

ブランドのレギュラーアイテムを紹介しながらデザインの特徴や由来をお伝えしていく企画として2020年から始まります「STYLE COLOR」では、今までお伝えして来なかったLoud Style Designが持つ画一的でない魅力と新たな側面を発見しながらスタイルを彩る事の重要性と深さを紹介していきたいと思います。

前回に引き続きハットやキャップの紹介を進めていきたいのですが、意外とレザーとシルバーを合わせたハットやキャップって世の中に出回っていないんですよ。素材として高価になってしまうと言うコスト面での理由も大きいとは思うんですが、結局はどこまで拘ってアイテムを構築するかの問題でしか無いですし、かと言って変にゴテゴテし過ぎてデイリーで着用出来ないアイテムにならない様に“丁度良いバランス”に仕上げるのは難しいものです。

03: WORK CAP

No: UC-106 Price¥50,000(+TAX)

フラットなトップと浅めのかぶりでアメリカンカジュアルなスタイルでも多く取り入れられているワークキャップですが、スエードのタイプとなると印象も大きく異なります。マテリアルがファブリック等の場合は正に作業用帽子の感じがワークスタイルに馴染む定番となるんでしょうけど、こうしてマテリアルにスエードを用いてポイントにシルバーを配する事で幅広いコーディネイトに役立つアイテムとなっています。

お勧めしたいコーディネイトとしてはブリティッシュトラッド、特にハンチングを合わせるのが定番になっているツイードのジャケットや、モッズコートに合わせたりクルーネックのセーターにワークキャップで彩りを加えるなんて言うのも良いかと思います。Loud Style Designはブランドとしてのスタイルが強いですが、こうしたアイテムを一点だけ他のトラッドなスタイルに合わせる事での違った楽しみ方もお薦めです。

 

04: COWBOY STYLE HAT

No: UC-107 Price¥72,000(+TAX)

一口にカウボーイハットと言ってもテンガロンハットやウエスタンハット等、呼び方もカタチも様々ですしLoud Style Designでリリースされているこのハットは、正式なカウボーイハットでは無くデザインベースにカーボーイハットの意匠を取り入れているオリジナルのデザインですから、一般的なハットの名称としては何と呼んで良いのやらです。しかし、従来のカウボーイハットの様にTPO難易度がかなり高い物とは違って、特徴的なアクセサリーの様にアクセントとしての役割は抜群です。

デニムシャツやテーラードのジャケットに合わせれば、このハット一つでライトにウエスタンな印象を醸し出せますし収まりの良い事は間違い無いのですが、試してみて頂きたいコーディネイトとしては少しオーバーサイズなパーカー等のストリートファッションとのミックス。レジェンドスケーターのジェイ・アダムスが若かりし頃に、ハットとスケータースタイルのミスマッチをミスマッチで無くしてみせた様に、新鮮な面白味が其処には在ると思います。

今回の「STYLE COLOR」は如何だったでしょうか?トータルコディネイトとして楽しむLoud Style Designも勿論お薦めなんですが、他のスタイルにも彩りとしてワンアイテムを取り入れていく事で、また新たな楽しみ方の発見が有ると思いますので、GALLERY REFUSEにお越しの際は自分のスタイルに合うアイテムを色々と試してみて下さい。

 

*ご紹介させて頂いたアイテムはGALLERY REFUSEでの取り扱いとなりますので、お問い合わせは下記までお願いいたします。

GALLERY REFUSE

東京都江東区森下1-13-11 TEL: 0356001972

 

MOTOR CYCLE、HOT ROD、ROCK N’ ROLL、PUNK、HEAVY METAL、LOUDと称されるカルチャーに共通する美学や哲学。そこに在る言葉では表せない衝動、心を突き動かし続ける真実を掴み取る事で生み出されるプロダクト。
造型物としての美しさを追求し、身に着けた人のスタイルとなるアイテムを自分達の手で製作する事を根幹とし、LOUDなSTYLEをDESIGNする事で創り続けるのは、深く刻まれる生き様や思想と重ね合わせ身に纏う真実。一つの真実が、手にした誰かのストーリーになりスタイルとなる。

Loud Style Designの全ては、銀という素材を直接加工する事で創り出す原型に端を発し、想像を創造へと進化させる技術を研鑽し、装像を送像する為のアイデアを練る事で転がり続けながら、不変のバランスに独自のストーリーを刻み、流れ去って行くデザインでは無く、永く在り続けるデザインを生み出す。